2005年07月

2005年07月31日

中小企業診断協会東京支部中央支会青年部の打ち合わせ

昨日7月30日に中小企業診断協会東京支部中央支会青年部の打ち合わせに参加した。先日の打合せとは別のチームの集まりだ。

内容に関してはまだ公開できないが、今までと違った新しい視点での提案ができそうで楽しいミーティングだった。今までと異なる視点、これが若いメンバー・青年部の発揮できる価値なのではないかと思う。

現在検討中の案は、メンバーの皆さんが忙しい仕事の合間をぬって作ってくれているもので、非常に可能性の大きい案になっている。この案に関わることができる機会を頂けたことをありがたく思っている。

当初私自身は、このチームのメンバーではなかったが、今回の打ち合わせに参加したことからこのチームの提案も分担させて頂くことになった。荷が重いことではあるが、早めに叩き台として提出してメンバーの皆さんに叩いて頂きたいと思っている。

2005年07月30日

【書評】PFI・PPP実践マニュアル―ここが知りたかった事業実施手順4

【評価】
PFIの公共側手順に関する中級書


【概要】
本書では、民間委託(業務委託・公設民営)、デザインビルド方式、第三セクターとPFIを、PPP(官民共同事業)の対象領域として取り上げている。PPPの概説と民間側の手順・留意点も記されているが、本書の主テーマは公共側を中心としたPFIの手順と留意点である。

公共側の手順は大きく以下の7つに分けて合計46のポイントについて解説されている。
(1)事業化の是非の検討
(2)事業化の可能性調査
(3)事業実施方針の策定・公表
(4)事業化の決定と公表
(5)入札説明書の策定・公表
(6)事業者の公募・審査・契約
(7)事業の実施とモニタリング
また巻末には事例編としてDB(デザインビルド方式)、PFI、第三セクターの3つの事例が紹介されている。


【コメント】
公共側46の手順、民間側8の手順に分けて一問一答に近い形で構成されているのが本書の特徴。一つひとつのポイントについて理解しながら読み進めることができる点は評価できる。

本の性格としては、PFIに関する入門書ではない。PFIについて既に一定の関心を持っている人が、PFI・PPPについて理解を深め、次のステップに進むまでの繋ぎのための本だろう。

実務者向けには、本格的に取り組むまでの軽いウォーミングアップとして位置付けられるだろう。文中では、様々な手法や手段の得失などが整理されている表が多用されており、理解を深めるのに役に立つ。一方で、詳細な契約条項等が記されている訳ではないので、完全な実務用マニュアルとしては使えない。

大学生など学習者は、本書で概念的な説明だけでなく実務的な側面を知ることができる。かつあまり細部に入り込んでいないので読みやすいと思う。また文中の図表などはレポートの作成にも役立つだろう。但し、完全な初学者が一番初めに読む本としては面白味に欠けるかもしれない。

巻末に事例編として3つの事例が紹介されている。この内、PFIの事例は、2本のPFI事業を同時並行させたことが特徴的な、「市川市立第七中学校校舎建設等事業」である。この事例には23ページの紙幅を割いている。
これらの事例紹介が、かなり詳細に記されているのがよい。


【参考情報】
日本政策投資銀行ニュースリリース(平成15年7月8日)
市川市の中学校PFI事業をプロジェクトファイナンス方式で千葉銀行とともに共同アレンジ

2005年07月29日

【書評】ファシリテーション入門5

ファシリテーション入門
4532110262
堀 公俊
(日本経済新聞社 2004-07)
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【評価】
日経文庫の面目躍如 ファシリテーションの基礎的教科書


【概要】
「問題解決や合意形成を促進する技術」としてアメリカで生まれたファシリテーションを、著者は「集団による知的相互作用を促進する働き」としている。単に会議の運営方法にとどまらず、ファシリテーションを組織に働きかけるものとして捉えている。

本書は以下のような内容になっている。

(1)ファシリテーションの技術とは何か
ファシリテーションがもたらす効果として、ア)学習スピードの向上、イ)チームの相乗効果の発揮、ウ)メンバーの自律性の育成が挙げられている。

(2)ファシリテーションの活用分野
ビジネスでの問題解決、組織変革、まちづくり、教育など幅広い範囲に応用可能であることが示されている。

(3)ファシリテーターに求められる4つの技術
ア)場のデザインのスキル、イ)対人関係のスキル、ウ)構造化のスキル、エ)合意形成のスキル、の4つを基本スキルとして定義し、詳細に紹介している。

(4)実践のショートストーリー
ショートストーリーでファシリテーションの実践場面が紹介されている。

(5)章別のブックガイド
本書の章別に参考文献が挙げられている。


【コメント】
訓練されてない者でも一時間半ほどで読了することができる手軽なテキスト。ファシリテーションに関して、最も体系的かつコンパクトにまとまった良書と思う。まさに日経文庫の面目躍如、入門のため教科書としては最適ではないか。ファシリテーションの基本的な要素については十分なものが含まれている。

ただ、日経文庫の紙面の中では語り尽くせなかったり、説明不足になっているような点は、著者の他書「問題解決ファシリテーター」や「ファシリテーションの技術」を参照することが求められる。

特に便利なのが、巻末についているブックガイドで、これから学習を深めようとする者にとっては、非常に便利な参考文献一覧になると思う。

誰にでも薦めることのできる基本書である。

2005年07月28日

「一発太郎」 −便利な検索エンジン一括登録支援サービス

一発太郎」というサービスサイトがあるのをご存じだろうか。

インターネットでホームページを検索する際に使用する、例えばGooglegooなどのサーチエンジン。これに自分のホームページを登録することで、他の人が検索によって自分のホームページを訪れてくれるようになる。

しかしそのために複数存在する検索エンジンに、ひとつひとつ登録していくには多大な手間がかかる。この手間を大幅に削減してくれるのが、この一発太郎である。

一発太郎のフォームに必要事項を入力していけば、複数の検索エンジンに自分のホームページを登録してくれる。紹介文やキーワードなどは自分で考えなければならないが、一連のフォームに入力するだけで、複数のエンジンに登録をするインターフェースとしての機能が提供されている。

登録を代行してくれたり、スペシャリストとしてアドバイスをくれたりする訳ではないが、無料で使える非常に優れたサービスである。

ホームページを作った人や新たにブログを開設した人などには是非オススメしたい。
そしてこのサービスが、運営者個人とそれを助ける有志によって成り立っていることに敬意と謝意を表したい。

利用方法は、フォームに従って入力していくだけだが、ひとつだけ注意点を挙げるとしたら、半角100文字(全角50文字)の紹介文は、半角70文字(全角35文字)にしないとinfoseekにはじかれてしまう点を指摘したい。


検索エンジンの変化と共に、一発太郎のプレゼンスも変化してきていると思う。かつてのように、多くのポータルサイトが乱立し、複数の検索エンジンが供給されていた頃には、一発太郎の価値は今よりも高かったように思う。
現在では、有力な検索エンジンが、複数のポータルサイトや別の検索サービスに対してOEM供給され、エンジンの数は絞られてきている。この中で、一括登録支援サービスとしてのパワーを持ち続けていることは大変素晴らしいことである。


私は実際このブログの登録にも利用した。
ホームページ運営者にとって、間違いなく役に立つ便利なサービスである。

2005年07月27日

稲門YOUTH23という若手の集まり

稲門YOUTH23という若手の集まりに参加している。大田稲門会にお邪魔することになったのも、この稲門YOUTH23がきっかけであった。

この会は、東京23区の稲門会から若手有志が集まって活動しているものだ。各区から参加している世話人の方々(連絡幹事)が、企画して運営して下さっている。

私は稲門会活動を「プラットフォーム」と捉えている。その上で、どのような企画も立てて実行することができる舞台。それは品川稲門会でも応援部稲門会でも中小企業診断士稲門会でも同じだ。

正直に言ってこの稲門YOUTH23が発足したとき、「やられた!」と思った。プラットフォームを拡張し、その上に企画を乗せる動きそのものだったからだ。
各稲門会は高齢層が中心となっていて、若手が素直に楽しめるような中身・企画は少ないのが現状だ。だからこそ、この自由な舞台の上に新しい風を吹き込みたい。その思いを共有できる仲間(先輩ばかりだが…)に出会えたことは大きな財産だ。

稲門YOUTH23
http://youth23.waseda-info.com/

稲門YOUTH23 掲示板
http://8817.teacup.com/youth23/bbs

2005年07月26日

研究会での発表を終えて

一昨日の7月24日(日)の中小企業診断士の研究会での発表は何とか穴を空けずに行うことができた。

参加者の皆様に活発に質問を頂いたことで、本当に助けてもらった。この場を借りて改めて感謝申し上げたい。どうもありがとうございました。

準備は文字通りの一夜漬けで、作成した資料も切り貼りや継ぎ接ぎだらけだったというのが実情だ。見にくいところや分かりにくいところも多かったと思うが、「商品政策転換」「人事制度改定」「組織機構改革」の3つのテーマについて私が直接携わった6社の事例を引きながら、コンサルティング現場の実態やポイントを説明した。


個別のテーマに関する説明はこの記事の中では省くが、今回伝えたかった共通的なポイントを敢えて集約すると以下の三点になる。

(1)コンサルタントとして解決可能な検討対象を定義する習慣

(2)問題点ではなく基本課題をとらえる思考

(3)プロジェクト全体の設計力

これらは以前、中小企業診断士になるための実務補習を受けた際に、感じたことである。実務補習では、中小企業診断士として登録しようとする診断士の卵たちが、チームを組んで実際に企業を診断する。この時に、職業コンサルタントと企業に勤務されている方との違いに気付いたのである。

(1)コンサルタントとして解決可能な検討対象を定義する習慣
 ・コンサルタントでは解決できない問題が必ずある。
 ・例えば方針の問題は経営者に解決してもらわなければならない。コンサルタントは経営者ではない。
 ・仮に目についたとしても、今取り上げるべきでない問題は慎重に取り扱う。
 ・人事の問題などは、特にコンサルタントとしては安易に首を突っ込んではいけない。

(2)問題点ではなく基本課題をとらえる思考
 ・問題点は必ず山のようにある。
 ・問題のへそ=基本課題を捉えないと堂堂巡りに陥る。
 ・そのために場合によっては枝葉末節の問題点は捨象する。
 ・問題を指摘することがコンサルタントの仕事ではない。解決の助けをするのがコンサルタントの仕事。

(3)プロジェクト全体の設計力
 ・どんな調査をすれば改善策の全体を構成できるか、一番最初に戦略を練る。その時に工数を必ず見積もる。
 ・限られた期限の中で答えを出すために工数見積は重要。これを誤ると地獄を見る。
 ・目の前に見えているやってみたい調査ではなく、改善案のストーリーに沿い改善のために役立つものに絞り込んだ調査を行う。

この3点については、2月に行われた第11回の同研究会の席でも短く発表させて頂いたことがある。私は職種によって習得できるスキルは異なり、それに貴賎はないと思っている。そしてこの3点は、コンサルタントという職種を経験することによって自然に身に付く最低限のスキルではないかと思っている。


今回、テーマの重複や聞く時の面白さなどを考慮して紹介を控えたテーマには以下のようなものがある。いずれも苦労があり面白さがあった案件である。

(1)CSR・環境経営の総合支援
 ・ビジョンの策定
 ・ISO9001・14001の認証取得支援
 ・環境会計制度の構築
 ・環境報告書の構想・構成作成
 ・環境報告書作成のプロジェクトマネジメント

(2)事業再建と組織改革の複合案件

(3)遊休土地の有効活用・事業化可能性の調査

(4)大規模投資計画の策定支援

機会があればまた紹介したいと思う。

2005年07月24日

研究会での発表に向け準備中

現在、明日(日付上はもう今日)の研究会で発表する資料を作成している。

中小企業診断士の集まりで、「大企業コンサルティング事例の紹介」をすることになった。
何とか参加者の皆様に参考になる話をしたいと思って取り組んでいるが、いくつかの理由でなかなか面白い内容にならない。
例えば、守秘義務。中小企業のコンサルティング事例であれば、ある程度の内容を開示しても、クライアント先が判明してしまうようなことは少なく、比較的臨場感と迫力を持って話をすることができる。しかし、大企業の場合、少しでも内容を出せば大体どの会社の話かは分かってしまう。必然的に内容に関する部分は改変され、現場の迫力を失ってしまう。
また例えば、戦略をデザインすることに止まらず、現場との乖離が少なく実行に移されるプランの作成を実践しているコンサルティングスタイルも、誰かに説明するときには面白さを削ぐ要因になりうる。

そこでひとまず開き直って、明日は参加者の皆様に面白くすることに協力して貰うことにしようと思っている。
中小企業診断士の資格を取られる方には、大企業に勤めておられて優秀な方が多い。こうした方から見れば、大企業に対するコンサルティングに関して、コンサルタントに言いたいことは色々あるだろう。また実際に中小企業に対するコンサルティングで独立・活躍している方は、進め方や手法の共通点や相違点について、意見を持って下さると思う。
こうした意見の交換を、明日のアウトプットにしたいと思っている。

今週は本来の業務が非常に忙しくなかなか準備が進まなかった。今日は今週で3日目の徹夜になりそうだ。

2005年07月23日

【書評】ホームページが楽しくなる!アフィリエイト徹底活用術4

【評価】
アフィリエイトについて整理された基本情報を求める人に適切な入門書

【概要】
アフィリエイトの基礎知識、アフィリエイトサイトのタイプ別の解説、アフィリエイトの基本テクニック、Q&Aなどで構成されているアフィリエイトの入門書。
テクニックやTIPSばかりを集めた本ではなく、基本的な内容の本である。

【コメント】
本書の最大の長所は、分類・一覧が使いやすいところだろう。例えば、アフィリエイトのタイプを「関連商品紹介型」や「レビュー型」など7種類に分けて解説している。その他にもamazonのリンク種類の一覧表、アフィリエイト・ネットワークやECサイトの一覧表など、読者の使用目的が明確であれば役に立つ情報が整理されている。
一方、編集としては雑多なコンテンツを整理せずに切り貼りしたような印象は否めない。また他のレビュアーも指摘している通り、紙質が悪い点も実用的な影響はないものの、気になるところ。
これからアフィリエイトを始めようとする人が、最初の基本的情報を得るためには十分な書籍だろう。アフィリエイトについて知るために、Webで検索して玉石混淆の情報に当たり、自ら手間をかけて吟味する煩雑さを厭わないのであれば、本書は必要ないかもしれない。


このブログで書評を掲載する際に、参考にした書籍。
amazonのアソシエイト・プログラムを支援するツールを提供するサービスG-Toolsもこの書籍の中で紹介されており、現在私も利用している。

2005年07月22日

【書評】よくわかるNPO法人の設立実務―NPOの立ち上げに必要な実務ノウハウのすべてがわかる3

【評価】標準的な実務書(但し法改正前の書籍)

【概要】
NPO法人設立に関する標準的な実務書。
はじめに特定非営利活動法人(NPO法人)とは何か、という点に触れた後、設立手続き・会計及び税制・管理事務等について詳細に解説している。
但し2003年に施行された法改正前の書籍であり、法改正には対応していない点には留意する必要がある。

【コメント】
極めてオーソドックスな実用書であり、使いやすい。特に定款については、標準的な例が掲載されているだけでなく、別のケースでは場合にはどのように変えればよいかまで記されており、使い勝手は良い。逆に言うと、それ以外にはあまり際立った特徴のない本でもある。
実務的には現在購入するのであれば法改正に対応した書籍が望ましい。当時NPOがどのように捉えられていたかを知りたいという用途以外には、今は役に立たないかもしれない。


基礎からわかるNPO設立ガイド―改正法対応版」と共に参照した書籍。
p.47に企業とNPOの連携の例が掲載されている。デンソー(アジア車いす交流センター)東京商工会議所(生活・福祉環境づくり21)がNPOを設立していることが紹介されている。
<関連>企業が設立するNPO法人についての疑問(2005年07月12日)

2005年07月21日

【書評】ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!4

【評価】
ブログを始める前に作戦を練るための参考書として

【概要】
ビジネスにブログを活用するための基本的な考え方と方法を解説した書籍。大きくは以下の4つの内容がある。
(1)初心者向けブログ入門Q&A
(2)ブログの基本戦略設定・方向性決定の方法
(3)業種別ブログ活用例・導入企業インタビュー
(4)始め方のガイド・続け方のアドバイス

【コメント】
本書の特徴となっているのは、上記概要の(2)と(3)である。業種別のブログ活用例を見た後に、ブログの基本戦略を設定することで、ブログを始める前の作戦立案ができる。ブログの解説書は、技術的な解説やテクニック論を扱った本も多いが、本書は基本的な準備をするのに役立つ本である。
但し、ブログサービスの詳細な比較などは含まれていないので、具体的にどのようなサービスを選択するかなどについては、別途雑誌などを参照して決める必要がある。また、既にブログを始めている人や中・上級者にはあまり意味のない本かもしれない。


このブログを始めるに当たって参考にした書籍である。
企業Web担当者のためのビジネスブログ情報サイト「ビジネスブログ」

2005年07月20日

【書評】ザ・ファシリテーター5

ザ・ファシリテーター
4478360715
森 時彦
(ダイヤモンド社 2004-11-12)Amazonで詳しく見る
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【評価】
ファシリテーションの教科書を読む前と読んだ後に読みたい良書

【感想】
ファシリテーションをテーマにしたビジネス小説。主人公とストーリー展開に魅力があるため、純粋に読み物としても楽しめるのではないか。前書きの文章が硬いことでだいぶ損をしているのではないかと思うが、非常に読みやすく内容も盛りだくさんの本だ。
小説形式で読書を楽しませながらファシリテーションを解説するという目的は十分達せられている。また中途半端な解説書よりも手法・技術の紹介も充実している(例えばp.216の「ファシリテーションの道具箱」)。教科書的な他書を読んだ後にもう一度本書を読むと、一層理解が深まり新たな発見が得られることと思う。

2005年07月19日

中小企業診断士稲門会に参加

もう先月のことになるが、6月18日(土)〜19日(日)に中小企業診断士稲門会の春旅行に初めて参加した。

この会に出会うことになるまでの経緯は、本当にご縁というほかない。
(1)中小企業診断士になるための実務補習の指導担当 Y先生に出会った。
(2)その指導担当の先生と、実務補習が同期のO先生に出会った。
(3)O先生は私と高校が同窓であった。
(4)Y先生とO先生の実務補習の指導担当が中小企業診断士稲門会の会長のY先生だった。
(5)O先生が、中小企業診断協会東京支部中央支会青年部に誘って下さった。
(6)その青年部の部長のH先生が大学の同窓で、会への参加を勧めて下さった。

旅先は近場の、鶴巻温泉 大和旅館だった。文庫本一冊を読み終わるくらいの距離で、休日に出かけるには丁度良い場所だ。それでいて、ラクーアとか大江戸温泉物語とか東京温泉とか平和島温泉クアハウスとかとは異なる、本当の温泉気分を味わうことができる。

当日は、中国の広西チワン族自治区で活躍中の先生から「中国を支援した立場から今後の日中関係を見る」というご講演を頂いた。私は物事に対してつい大上段に構えて、大括りに捉えて語ってしまいがちであるが、実際の意識や行動の変革は小さな動きが集まって、知らず知らずの内にうねりのようになるものではないかと感じた。
会の中では、もっと大きく戦略的に日中関係を捉えるべきだという論調もあったが、私はこうした具体的な行動、小さくても実行に移されたことを大事にしたいと思う。

この会は、若い人からベテランまでバランスの取れた年齢構成になっていると思う。任された若手は色々大変だとは思うが、意識的に若い人に任せようとする意思が働いている組織は、きっと魅力を持ち続けることができると思う。

今後とも参加して勉強させて頂きたいと思っている。

2005年07月18日

【書評】社外取締役1

社外取締役
4344004817
牛島 信(幻冬舎 2004-03)Amazonで詳しく見るby G-Tools
【評価】
小説としての面白さにも実務的な示唆にも欠ける

【感想】
コーポレート・ガバナンスに注目が集まり、社外取締役にも関心が集まっている。ソニーでは、社外取締役の機能によってトップの交代が実現した。本社はその「社外取締役」をテーマにした企業法律小説である。
期待を持って読んだのだが、その期待は裏切られることになった。それは以下のような理由による。
・主人公に魅力がなく、読み物としての面白さに欠ける
・例えば新しい驚きのある戦略が提示されるような、経済小説・ビジネス小説としての面白さもない
・法律面から見た解説が付されることもなく、物語の中で法律的な論点が提示されることもない
・委員会等設置会社(執行役制度)や従来型の監査役制度、あるいはアドバイザリー・ボードや執行役員制度など、経営機構上の論点を鋭くえぐるような展開もない
・実務的に参考になるような要素もない

同じ著者の他著に感銘を受けた人以外には薦めることができない。

2005年07月17日

【書評】ロジカル・セールス―仮説・検証による論理的アプローチの技術2

【評価】
体系的・画期的なアプローチテクニックは提示されていない

【概要】
営業に商店を当てた論知的思考についての書籍。
本文には例え話やビジネスとは離れた設例が用いられており、図解・図表も多い。また練習問題が設けられたトレーニングブック形式を採っている。

【コメント】
内容の薄い本という印象である。本書の主張を乱暴に要約すると「とにかく色々な可能性を考えてみることが大事」ということに尽きる。
基本的・当たり前の内容が書かれているが、それが体系的に整理されている訳でもない。本文中の設例も良くないし、説得力のある事例・実例も登場しない。また図解・図表も多くの紙面を占領している割に効果的でない。
サブタイトルの「仮説・検証による論理的アプローチの技術」から期待した内容とは程遠いものであった。

2005年07月16日

中小企業診断協会東京支部中央支会青年部の打ち合わせに参加

昨日のことになるが、中小企業診断協会東京支部中央支会青年部の某チームの打ち合わせに行ってきた。

仕事の都合でだいぶ遅刻していったが、あたたかく歓迎して頂いてありがたかった。
「青年部」という組織は、およそ青年と呼べない人の集まりであることが相場だが、ここでは本当に若いメンバーが集まっている。

現在、中小企業診断士である中央支会員のメリットになるセミナーの実施を目指して検討している。具体的な施策内容についてはいずれこの場でも紹介できると思う。


この時に飲みに行った店を以下に紹介する。

肴のうまいもの処「びあぐら」銀座店
東京都中央区銀座3−4−16 ガス灯通り
ぐるなびでの紹介ページ
ホットペッパー.jpでの紹介ページ

この店は、アサヒビールの直営店とのことだ。高田馬場にも店があるようなので、今度利用してみたいと思う。
アサヒフードクリエイト株式会社

2005年07月15日

気概

今回は初めての携帯電話からの投稿になる。

気概というものはとても大事だと思う。

気概。正しく強い意気。物事をやり通そうという強い気力。

何かに取り組むときには常に最高のものを目指す。最初から自分で限界を決めてしまわないこと。そのことによって自分の行動や仕事の価値を初めて自分で認められるのではないか。
誰もが手抜きの仕事・いい加減な気持ちでなされたサービスを受けたいとは思っていないはずだ。自分がする仕事は常に手抜きなしでありたい。

仕事を通じて自分の人生を輝かせる。お仕事をさせて頂いた会社の経営者の方に教えて頂いたことである。
余暇も大事だ。しかし一日の三分の一以上を費やす仕事を、余暇のための我慢と思って過ごしていてもつまらない。

高い成果をあげている人たちのコンピテンシーも、こうしたマインドからくる志向性が要になっている。

我が身を照らすくらいの気概は持ちたいものだ。

2005年07月14日

【書評】基礎からわかるNPO設立ガイド3

基礎からわかるNPO設立ガイド―改正法対応版
4827200319
川田 知直 関根 一弘 菊地 良夫 黄 智英 (ぱる出版 2003-06)Amazonで詳しく見るby G-Tools
【評価】
解説は詳細で役に立つが、本としての全体バランスは良くない

【概要】
特定非営利活動法人(NPO法人)のについての解説書。大きくは以下の3項目で構成されている。
(1)NPO法人に関する基本的事項の解説
(2)NPO法人設立手続きの詳細解説(設立申請〜登記〜設立後の届出)
(3)NPO運営者へのインタビュー(4つのNPO法人へ)
特に、(2)の設立手続きの解説は、書類の作成例も掲載されており大変充実している。

【コメント】
手続きに関して詳細に解説しているので、設立実務に携わる人には役に立つ書籍だろう。またNPO法人の設立を考えている人が、NPO運営者へのインタビューを読めばNPOの現場・現実の一端を知ることができ、参考になると思う。
一方で、本の最初の部分は初心者向けの解説に充てられており、書籍としてのバランスにはかける面がある。NPOについて基礎的なことをひと通り知りたいという人は別の基本書を参照した方が良いかもしれない。

2005年07月13日

ファシリテーションについて 〜勉強中〜

現在、社内の研修として「ファシリテーション勉強会」の企画を行っている。

本件に関しては、つくばビジネスサポートの徳田太郎様に大変お世話になっている。

今ではかなり概念やスキルの集合として注目されている「ファシリテーション」であるが、非常に奥が深い。実地に通用するファシリテーターには、ひと通りのことを学習・勉強しただけでは全く足りず、質の高いフィードバックを受け続けることが必須である。

私が勤務する会社もコンサルティング会社であるため、この分野には豊富な生きた経験を有している。しかし今回私自身が企画者として、「ファシリテーション」という概念を通して見直してみると、非常に勉強になる。

知恵やノウハウは、借りてくるものではなく、自分たちが持っているものと外部からの刺激をミックスアップして創るものだと実感している。

TBがやや強引なところはお許し頂きたい(徳田様が日本ファシリテーション協会の東京フォーラムを紹介して下さった)。
また参考書籍はまた機会を改めて紹介する。続きを読む

2005年07月12日

企業が設立するNPO法人についての疑問

研究会でご一緒させて頂いている診断士のkosakayujiさんのブログで「診断士等の士業によるNPO」が紹介されていた。kosakayujiさんは、何事にも非常に意欲的で、スキルも秀でており、尊敬する先輩です。

さて、NPO法人(特定非営利活動法人)についてであるが、非常に不勉強でよく分かっていない。
そして私の問題意識は「企業がNPO法人を設立する」というシチュエーションにおいて、「いかに円滑かつ有効に運営を行っていくか」ということにある。

基本的に多くのNPO法人設立の解説書は、企業がNPO法人を設立する前提では書かれていない。表現が正確でないのはお許し頂くとして、いわゆるボランティア的な活動をしたい人や、週末起業的に事業を始めたい人のために書かれていることが多い。

インターネットで調べるとそのほかに、企業の営利活動に役に立つようなNPO法人を設立する、というやや本旨とかけ離れた方法も紹介されている。

しかしこれらは私のニーズに合致しない。
調べると、以下のような「企業がNPO法人を設立した」事例は見つかる。
トヨタ白川郷自然学校の運営主体、「NPO法人白川郷自然共生フォーラム」を設立
国産オープンソースのコミュニティ、NPO法人設立
球界初のNPO法人設立
プロ野球のホークス、NPO設立を申請
実際に仕事だったら直接話を伺いに行くのだが、今は単なる個人的関心なので、はばかられる。

法律上、NPO法人の社員は自然人に限定されていないので、企業(法人)が社員になることはできる。一方で役員は自然人しかなれない。
その中でNPO法人を設立する企業の理念が失われないように企業が影響力を行使しながら、円滑に活動を進めるためには、どのような手続きをし、どのような工夫をすればよいのだろうか。

勉強不足をさらす中途半端な記事で申し訳ない。
kosakayujiさんだったら自分で本を書いてしまうのだろう。
続きを読む

2005年07月11日

事業保険 〜特に役員退職慰労金に関連して〜

異業種交流会で触れたことから、事業保険(事業用の生命保険商品)について関心を深めた。

しかしちょっと調べたくらいでは適切な書籍を見つけることができず、オールアバウトを参考にした。
戦略的生命保険活用シリーズによると会社の生命保険加入目的は主に以下の4項目とのこと。
(1)事業保障として
(2)従業員の福利厚生対策として
(3)役員退職金に備えて
(4)事業承継対策として

この中で、特に(3)に注目したい。
最近では節税効果を犠牲にしてまで退職慰労金制度を廃止する企業が増えている。業績連動性を高めるなどで株主への合理的な説明を可能にする目的である。しかし一方で大手企業でも、長期にわたって取締役を務めた役員が退職する際に、多大なる資金負担が発生し、資金調達や株主説明に苦労する例も実際に耳にした。

退職慰労金の確保のための生命保険商品は、こうした状況に答えるかもしれない。「役員退職金の実現」「確実な外部積み立て」「掛け金が経費になる」といった特性は、企業にとって明らかなメリットである。

診断士の中でも、独立開業されている方のところには営業がかかっているようではあるが、企業内診断士の方はあまりご存知ないように思う。

ちょっとした節税指南本ではこれらの情報を得ることはできない。
人事を本業にしなくても提案のネタになるし、コミッションを得ることもできる。
中小企業診断士として知っていて損はないのではないか。
続きを読む

2005年07月10日

大田稲門会の異業種交流会

少し前のことになるが、6月25日(土)に大田稲門会の異業種交流会に参加してきた。
第2回の開催となるこの交流会、今回の勉強テーマは「正しい生命保険の入り方について」だった。

私自身は、自分が加入する生命保険についても複数の会社の提案を取り寄せたし、家族の生命保険の見直しも実施したし、またコンサルティング営業型のセールスの方との付き合いもあるため、基本は理解していた。

しかし交流会とは面白いものでこの話題から発展して、生命保険会社の収益構造用語(利差益・費差益・死差益)、成年後見制度と生命保険の関わり、資産運用手段としての生命保険商品という考え方、生命保険会社の破綻と契約保護の実際、事業用の生命保険商品などに話が及び、とても勉強になった。

特に事業用の生命保険商品については、中小企業診断士としても知識を深めたいところだと感じた。

2005年07月09日

情報発信力の強化と自分ブランドの確立に向けて 〜ブログの開設〜

ブログを開設し、最初の投稿になる。
一番初めの動機は自分に書評を書き溜めることを課したかったからだが、乱読の記録では整理がつかないし、発信する意味がない。そこで「情報発信力の強化」と「自分ブランドの確立」を目的に、テーマを設定して運営することにした。

早稲田大学応援部稲門会のホームページの作成を担当している。まだ開設したばかりだが、皆が少しでもホットな情報を掴めるようなサイトにしたい。このような自分を「世話役」と名付けることにした。

上記のホームページでは、予算も無駄にはできないので、素人のくせにソースは完全に手打ち。複数のブラウザに対応するのに四苦八苦している。おすすめの方法があれば教えていただきたいと思う。
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