2005年12月29日
【書評】起業・独立開業にもってこい!3日間でできるLLP設立実務ガイド
【評価】
LLPの設立について必要最小限のことがコンパクトにまとまった良書
【概要】
2005年8月1日に施行された「有限責任事業組合契約に関する法律」で制度化された「有限責任事業組合」(LLP:Limited Liability Partnership)の設立手続きなどについて解説した実務書。
大きくは以下の3点で構成されている。
109ページという少ない紙面にコンパクトにまとまっている。
【コメント】
法律などの難しい説明は一切抜きに、LLPの設立に最低限必要な知識を解説している。私自身は実際に設立した訳ではないが、書類の記入方法なども例示されており、十分役に立つと思う。著者に短期間でLLPを設立した実績があるので、記載内容にも説得力がある。
本書を読んで私が特に感じたことは以下の2点。
コンパクトで1000円という価格設定にも納得・満足。
<参考情報>
LLPの設立について必要最小限のことがコンパクトにまとまった良書
【概要】
2005年8月1日に施行された「有限責任事業組合契約に関する法律」で制度化された「有限責任事業組合」(LLP:Limited Liability Partnership)の設立手続きなどについて解説した実務書。
大きくは以下の3点で構成されている。
- LLPとは何か
- LLPに向いている事業は何か
- LLPの設立手続きについて
109ページという少ない紙面にコンパクトにまとまっている。
【コメント】
法律などの難しい説明は一切抜きに、LLPの設立に最低限必要な知識を解説している。私自身は実際に設立した訳ではないが、書類の記入方法なども例示されており、十分役に立つと思う。著者に短期間でLLPを設立した実績があるので、記載内容にも説得力がある。
本書を読んで私が特に感じたことは以下の2点。
- LLPは当然ノウハウが活かし合える2人以上での事業でなければ意味はないが、やはり大人数になりすぎると機能しないだろう。自由な意思決定ができると言っても、意見集約が難しい規模になっては、運営が難しくなる。
- LLPは常に活動していなければならない訳でなく、LLPとして活動する必要のある受注を得たときに活用すればよく、それ以外のときは使わないで置いておけばよい、というアドバイスには「なるほど」と思った。確かに均等割の法人税が課税されないメリットはこのように享受できる。
コンパクトで1000円という価格設定にも納得・満足。
<参考情報>
著者の五十嵐氏とは研究会でご一緒している。
著者の有限責任事業組合「アントレポートLLP」のブログでは、設立時の手続きの様子などが公開されています。
著者の有限責任事業組合「アントレポートLLP」のブログでは、設立時の手続きの様子などが公開されています。
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