2006年01月03日

【書評】ウォルト・ディズニーの成功ルール

ウォルト・ディズニーの成功ルール
ウォルト・ディズニーの成功ルール
リッチ・ハミルトン(著)
箱田 忠昭(訳)
あさ出版(2005-11-24)

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
【評価】成功ポイントの解説にとどまらず読者に語りかけてくる


【概要】
本書ではディズニー成功のポイントを16のルールとして章立てし、解説している。
中でも第1章は、「夢をかなえるための12の秘訣」と題されており、「まず考えること」や「夢に名前をつけること」などのポイントが豊富だ。


【コメント】
本書には以下のふたつの性質があると思う。
  • ディズニーの成功のポイントをコンサルタントが解説した本(実務書)
  • 自己の行動を変えるための本・ワークブック(自己啓発本)
ディズニーの成功のポイントを解説した本としては、突出している訳ではないと思う。実務的な観点に絞った類書の方が、しっくりくるという方も多いだろう。
しかしこの本のポイントは、その成功の法則を、読者自身の行動にフィードバックするように問い掛けてくることだと思う。

まず前者の実務書としての私が関心を持ったのは以下の点。
  • 行動の根幹である「サービステーマ」という綱領。最初は「私たちは喜びをつくり出す」というものだったが、その後少しずつ書き直されているそうだ。また、服装や身だしなみの基準も、時々の事情やファッションに合わせて改正されている。
  • ディズニーには「ゲスト学」がある。常にゲストの意見を収集し、業務に反映しているのだ。そして、ゲストは具体的な質問をすると喜ぶ、ということを知っているという。
  • ディズニーは科学的だ。1人のゲストが1日に60回キャストとの出会いを経験すると試算している。「どんな時でもゲストに親切にする」というだけでなく、「1日に60回ある接点の全てでゲストに親切にする」と具体的に考えているのだ。
  • 「ゲストサービス賞賛カード」というシステムがある。キャスト(従業員)がいいことをしたら書き込んで渡すこのカードを、毎日10枚以上渡すことがマネジャーの目標になっている。
  • ゲストの前にいることを「オンステージ」といい、うまくできたときは「グットショーだった」という。こうした独特の言葉遣いがディズニーの企業文化の発展に役立っている。

そして後者の自己啓発本としてのポイント。
  • 自分が一番大切にしていること、自分の価値、自分の技能を問い掛けられる。さらに、自分に対して実行していること、家庭や職場で実行していること、特に時間を費やしていることを記述する。そして、その2つを比較し、変えるべきことをリストアップする。
  • 急ぎの仕事に振り回されず、重要な仕事に専念できるよう、スケジュールを立てる。
  • 自分の連絡先リストの中から、自分を理解し支援してくれそうな人を24〜25人選び出す。その人たちと1ヶ月に1度は連絡を取るようにする。そうすれば、自分の個人後援会ができる。もちろん、その人たちの助けになることを忘れずに。


トラックバックURL
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
BLOGカンパニー
BESTブログランキング
週刊ブログ王
ブログランキングくつろぐ
人気blogランキング
みんなのプロフィールSP
みんなのプロフィールSP
FC2ブログランキング
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
Amazonライブリンク