2006年01月20日
【書評】週末起業
【評価】「週末は、起業家になる――。」
【概要】
サラリーマンが会社を辞めずに起業する「週末起業」、その概念とメリットを説いた本。著者は特定非営利活動法人「週末起業フォーラム」の代表。
第1章では、サラリーマンの不況対策として週末起業を捉え、その意義を説いている。
第2章では、週末起業の魅力を、リスクと元手なしに「起業」というエキサイティングなライフスタイルを簡単に手にすることができるところにあるとして、そのメリットを説いている。例えば、本業のサラリーマンから得たキャッシュフローで運転資金を賄えることなどを挙げている。
さらに、週末起業のビジネスのモデルとして「オンラインショップ経営」「代行ビジネス」「情報発信ビジネス」「オンライン教育、コンサルティングビジネス」「マッチング・ビジネス」の具体例を紹介している。
第3章では、週末起業のテーマは「やりたいこと」→「できること」→「時流に乗っていること」の順に考えるべきことを説いている。そして顧客獲得の手段としてメールマガジンを利用することを勧める。
第4章・第5章では、それぞれ税金と法人化について説明している。しかしまずは、ビジネスを軌道に乗せることが先決であるというスタンスである。
【コメント】
新書らしく一冊の中に、浅くではあるが「週末起業」の概念から、税金・法人化のことまで広く収めた良書。事例に具体性・リアリティ薄く、踏み込みが浅いと感じる部分もあるが、少ない紙面でよく説明していると思う。
「起業」と言えば国民生活金融公庫などから融資を受けてフランチャイズチェーンに加盟して店を経営する、というようなイメージを覆す動きを作った「週末起業」の功績は大きいと思う。
最後に留意点。第5章の「確認会社」については、本書の中にも注意の記述があるように、商法の改正(新会社法)で最低資本金規制が撤廃されることにより位置付けが変わるので、注意されたい。
【概要】
サラリーマンが会社を辞めずに起業する「週末起業」、その概念とメリットを説いた本。著者は特定非営利活動法人「週末起業フォーラム」の代表。
第1章では、サラリーマンの不況対策として週末起業を捉え、その意義を説いている。
第2章では、週末起業の魅力を、リスクと元手なしに「起業」というエキサイティングなライフスタイルを簡単に手にすることができるところにあるとして、そのメリットを説いている。例えば、本業のサラリーマンから得たキャッシュフローで運転資金を賄えることなどを挙げている。
さらに、週末起業のビジネスのモデルとして「オンラインショップ経営」「代行ビジネス」「情報発信ビジネス」「オンライン教育、コンサルティングビジネス」「マッチング・ビジネス」の具体例を紹介している。
第3章では、週末起業のテーマは「やりたいこと」→「できること」→「時流に乗っていること」の順に考えるべきことを説いている。そして顧客獲得の手段としてメールマガジンを利用することを勧める。
第4章・第5章では、それぞれ税金と法人化について説明している。しかしまずは、ビジネスを軌道に乗せることが先決であるというスタンスである。
【コメント】
新書らしく一冊の中に、浅くではあるが「週末起業」の概念から、税金・法人化のことまで広く収めた良書。事例に具体性・リアリティ薄く、踏み込みが浅いと感じる部分もあるが、少ない紙面でよく説明していると思う。
「起業」と言えば国民生活金融公庫などから融資を受けてフランチャイズチェーンに加盟して店を経営する、というようなイメージを覆す動きを作った「週末起業」の功績は大きいと思う。
最後に留意点。第5章の「確認会社」については、本書の中にも注意の記述があるように、商法の改正(新会社法)で最低資本金規制が撤廃されることにより位置付けが変わるので、注意されたい。
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