2006年01月25日

【書評】情報起業―あらゆるビジネスに応用&発展可能な「小資本起業ノウハウ」4

【評価】メルマガから始める 〜藤井孝一氏が起業したやり方〜


【概要】
週末起業」(ちくま新書)の著者が、そのノウハウを「情報起業」という切り口で明らかにした一冊。情報起業は、単に情報を売るだけでなく、情報を発信して顧客情報を得、自分の商品に情報による付加価値を付け、自分のお客さんをつくる起業法。

第1章では「今までの小資本起業法の間違い」が説明される。すなわち、時間の切り売りである「代行ビジネス」や、仕入先開拓・在庫管理に困難がある「小売業」は、成功が難しいと言う。前著「週末起業」で挙げられていた「代行ビジネス」「オンラインショップ経営」に基本的には否定的な見解を示している。

第2章は「情報起業とは何か」を説明している。情報は、オリジナルで、目減りせず、再利用ができ、これまでの自己の経験が生かせる。さらに顧客の情報を獲得することで、儲かる可能性を高くできると主張する。

第3章では、「著者自身の情報起業体験」が詳しく語られる。要するに「専門家になる」ことを目指す行動・ステップが解説されている。

第4章は「具体的な情報起業のやり方」の解説。自分の棚卸から、情報発信の対象者の集め方、情報発信の手順まで、具体的に細かく説明している。

最後に第5章では「情報起業の発展のさせ方」として、セミナー開催、情報のモノ化、コンサルタント、会員組織化、お墨付き付与、マッチングの6種類を挙げて、情報起業が発展性のある方法であると述べている。


【コメント】
本書は、前著「週末起業」が概説的すぎて具体性にやや欠ける面があったのを補う著作であると考えられる。本文中では、恐らく意図的に「週末起業」という用語は使われていないが、小資本で情報の発信から始めるという「やり方」は、「週末起業」のやり方そのものだ。

特に第3章と第4章が本書のポイントであり、「自分自身がどうやったのか」「具体的にどうやったらいいのか」が記されている。
ただ、どのような切り方をしても、結局は「コンサルタント業」に帰結しているという印象は否めない。従って「実業家として新しいビジネスモデルを作りたい」のような思いを持っている人には、物足りない印象を与えるのではないだろうか。

私はしかし、前著で著者自身が挙げた「代行ビジネス」「小売業」に対して否定的な姿勢で書いている著者の「前進」に好感を持った。著者自身が、起業コンサルタントとして進化していることが読み取れるからである。
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2. 日経ベンチャーオンライン「経営者倶楽部」にて記事掲載  [ 営業コンサル横田雅俊のトップセールスの育て方 ]   2006年06月27日 13:54
こんにちは。カーナープロダクトの横田雅俊です。「週末起業フォーラム」の藤井孝一氏が執筆する日経ベンチャーオンラインでご紹介いただきました。インタビュー形式の記事です。よかったら読んでください!人気ブログランキングに参加しています!応援お願いします。
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