2006年03月11日

【書評】経営の大局をつかむ会計3

【評価】ビジネスパーソンが学ぶべき会計がここにある


【概要】
これまでの会計の本は以下の2つに大別される。
一つは、「会計の専門家が書いた本」で、技術的な説明は優れているが、会計のプロ向けであってビジネスでの使い方が説かれていない。もう一つが、「経営者の書いた会計の本」であり、会計の本質的な使い方が説かれているが、技術的な説明が不足しており財務諸表などがあまり出てこない。
本書はこの2種類の会計の本の間の溝を埋める「会計のアマチュアであるビジネスパーソンのための本」として書かれている。

著者は経理マンになるのでもなければ、とにかく最初から財務諸表と格闘することが第一だと言う。そして以下のような使い方を説いている。
  • 金額の大小を反映させた図「比例縮尺版BSとPL」によってビジネスモデルを感覚的に把握する
  • 2期間の数字の変化から背景にある問題を把握し、打ち手を考える
  • 「儲け方」をデザインし、未来のPLとBS=ビジネスプランをつくる

【コメント】
ビジネスコンサルタントがどのように会計を使っているかを、よく表現した一冊と思う。
ビジネスパーソンに必要な会計は、経理学校で勉強するような会計とは異なる。そのことを簡単に表現した良書。

「比例縮尺版BSとPL」などは、知ったらすぐに実践できるだろう。ただ、2期間比較やビジネスプランについてはこの本を読んだだけですぐに実践に移せるかどうか。「練習問題」もついているが、この本の外で見本を見たり指導を受けたりしなければ身に付かないだろう。
本書の中でホンダの本田宗一郎「マン島TTレース出場宣言」が紹介されている。
著者がリーダーに必要な能力の一つとして挙げている「発信能力」の事例として引いているものだ。
恥ずかしながらこの本を通じて初めて知ったが、経営者のビジョンを表したものとして素晴らしいものだ。
ホンダはこの宣言が出された1954年から5年後の1959年にレース出場を果たしたそうだ。こうして社員の力をひとつに揃えた文章に学ぶところは大きい。
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1. 経営が読めるようになる会計の本  [ ビジネス良書選 ]   2006年03月27日 18:15
経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ 山根 節(著) 企業の経営状態を おおざっぱにつかめるようになるための会計の本。 セブン-イレブン、トヨタ、武富士、ソ
2. 経営の大局をつかむ会計 (光文社新書) 山根節著  [ 新書書評ブログ ]   2007年11月06日 22:10
山根 節 経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ 会計関連の書籍は多いが、会計初学者を対象としつつも、これほど実際のビジネスに役立つ知識を提供してくれる本は珍しいのではないか
この記事へのコメント
1. Posted by くうたん   2006年03月16日 09:21
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