2006年03月29日

【書評】上司は思いつきでものを言う2

【評価】タイトルだけ見れば十分


【概要】
著者は「窯変源氏物語」などを書いている作家。
本書を「あなたの創造性を高める本」でなく「停滞した日本のサラリーマン社会はなんとかならないのかよ?」を考察する本と言う。

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「よく考える」は、思考を集中させて考えること。だが、実はこれは相手が答えを知っている時に言われる。「よく考えてみィ」は「お前はバカか?」と同義だ。
これに対し「ちょっと考える」は、思考を拡散させて考える。思考が自由で、いろいろな考えが浮かんでくる。
「よく考える」と「ちょっと考える」は、そのこと言葉の表面とは正反対の内実を持っている。「よく」は問題を出す人の立場(メリット)を、「ちょっと」はそれを考える自分の立場(メリット)を考えるのだ。

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日本の会議は前提の最終確認で終わる。もし会議に「頭のいい人」が出席していれば「ちょっと要点を整理しましょう」となるが、いなければ前提の確認以後は会議は実質的に終わりで、「気楽な雑談」になる。ここに「思いつき」が飛び出すのだ。

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思いつきに対する最も具体的な対処法は、「あきれる」ことだ。論争にしてはいけない。

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日本の会社は、現場の声を聞いて大きくなった。最大の問題は、現場と会社の間に分裂が生じていることだ。これを放置してきたから日本社会はおかしくなった。


【コメント】
日経ビジネスのレビューに「一種の文化論」とあるが、アイデアを膨らませた妄想に近い随筆。確かに作家らしい着想は面白いかもしれないが、読者を延々と振り回して、その上開き直っている文章には、読んでいてストレスがたまる。

一応役に立ちそうな部分を上記「概要」にまとめはしたが、ここは筆者に従って「あきれる」ことにしたい。
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1. 上司は思いつきでものを言う@橋本治  [ フォトリーディング@Luckyになる読書道 ]   2007年05月06日 19:38
橋本治さんの「上司は思いつきでものを言う」 をフォトリーディング。 上司は思いつきでものを言う橋本 治 サラリーマンなら誰でも読みたくなるこの本、 私も気になっていたので、読んでみました。 今日もクリック感謝です
この記事へのコメント
1. Posted by さくら   2006年04月03日 16:23
この本、タイトル気になってました。
「あるある〜」って買った人多いと思う。
イマイチなのね、読むのやめとこう。
いつもレビューだけ読んで、実物は読まない怠惰なわたし。

こんなわたしへのお勧め本は何かな、プッシーさん。「あきれ」ないでね。
2. Posted by ブッシー大統領   2006年04月04日 21:43
そうですね、読むまでもないかもしれません。気になるようだったら本屋さんでパラパラめくってみたらどうでしょうか。特に中盤あたりを見て耐えられるかどうかがポイント。効率的に読む本を選ぶことは大事だと思います。

どんな系の本がお好みでしょうか?
ビジネス単行本では「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」とか「ひとマネでない経営」とかがお勧めです。
でも最近の流行は新書かもしれない。
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