2006年05月21日

青物横丁商店街視察報告の記事がアップされました

商店街研究会で行った青物横丁商店街の視察報告記事が、商店街研究会のページにアップされた。
本文部分だけ引用するので、是非リンク先の東京支部商店街研究会 品川区・青物横丁商店街(振) 視察報告をご覧いただきたい。

まちづくりの議論から始まった商店街は地域完全密着

―東京支部商店街研究会 品川区・青物横丁商店街(振) 視察報告―

 商店街研究会では、5月6日(土) 品川区の青物横丁商店街を訪問し、堀江新三理事長・田中立夫専務理事のお話を伺った。

1.青物横丁商店街の概要と歴史

 青物横丁商店街は、京急線「青物横丁」駅から東に伸びるジュネーブ平和通りと、旧東海道に位置する十字型商店街。江戸時代に市場が発達し街の名前の由来となった。平成元年に組織化され、「どのような街にするか」の議論と「青物横丁を知ってもらう」情報発信活動に注力してきた。飲食店が多い特徴を持つが、チェーン店でも本部に交渉に行くという積極的働きかけで加盟店は130店、加入率は97%を誇る。

2.IC式のポイントカード事業

 ポイントカードは、「品川シーサイド」再開発に伴う大型店イオンの進出に備えるため、同店の開店1年前に導入。核店舗を含む27店が加入し、販促の主力として効果を挙げている。ポイントで「バス旅行」の抽選ができるなど、魅力的な企画作りを行っている。現在カードの所有者は24,000人まで増加している。
 現状ではICカードの機能を十分使い切れてはいないが、自分たちが最先端を走っているという自負を持つ「6人の若手が育った」ことが最大の効果だと言う。

3.ITを駆使できる次世代を育成

 青物横丁商店街ではここ3年間、次世代へのIT教育に注力している。もともと「専門家派遣事業」から始まり、現在は一対一の教育と個人用パソコンの貸与を実施。各店が盛んにホームページを更新したり、ポスターを自作したりという効果が出ている。商店街としてのIT活用では、携帯へのお得情報の発信を行っている。タイムリーな情報提供で販促効果が大きいと言う。青物横丁商店街には専任職員はいない。「だからこそIT化を進めて行きたい」と意欲的なお話があった。

4.地元・地域に密着した活動

 そもそも「まちづくり」の議論から組織化された青物横丁商店街は、地元・地域への密着がキーワードになっている。街路灯事業を実施した理由は防犯の強化だった。これには商店街の外に立地する企業も賛同し、費用負担協力を得ている。地元の小学校・中学校とも協力しており、商売体験実習などを提供する一方で「青物市」イベントの手伝いをしてもらっている。
 さらに旧東海道「品川宿」まちづくりにも深く関わり、商店街の祭りも「品川宿場まつり」に一本化。4万人の人出のある品川最大のイベントに育った。

5.おわりに

 最後には、「中小企業診断士にはまちづくりでのリーダーシップを発揮してもらいたい」と激励を頂いた。有志で地域ブランド「品川縣ビール」を飲みつつ、診断士としての使命を再認識し、決意を新たにした。
青物横丁商店街:http://www.aoyoko.ch/

トラックバックURL
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
BLOGカンパニー
BESTブログランキング
週刊ブログ王
ブログランキングくつろぐ
人気blogランキング
みんなのプロフィールSP
みんなのプロフィールSP
FC2ブログランキング
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ