2011年04月30日

【書評】不景気でも儲かり続ける店がしていること5

販促を継続的に“実践”しようとする店舗経営者が踏まえるべき原則


昨日の金猿くらぶで紹介されていた本、早速読みました。(金猿くらぶへの参加についてのブログ記事は昨日付けです。)
moreさんには本書のご推薦、ご手配の御礼を申し上げます。

【レビュー】
繁盛店になるためには、「新規客獲得」→「固定客化」→「ファン客化」というステップを踏むべきだと筆者は言います。

多くの経営者が、そのための施策が“刺激的”だからという理由で新規客獲得策に力を入れて、その後のステップに力を注いでいないと指摘しています。
これを『釣った魚に餌をやらない』という言葉で表されるように、恋愛で言えば、失敗するパターンです。

そうではなく、恋愛での「出会い→「デート」→「告白」と同じような、ステップを踏むべきなのです。

本書では、マス広告などによる「新規客獲得」については多くを割いていません。
その代わりに、「新規客獲得」のあとに行うべき顧客情報の収集方法、「固定客化」のためのニュースレターの作成法、そして「ファン客化」のためのポストカード販促の方法について、詳しく述べています。

特に、ニュースレターやポストカード販促については、具体的にどのように行えばよいのかが分かります。
どんな頻度で出せばよいのか、どんなポストカードを作ればいいのか、どんなことを書けばいいのか、どういう出し方をすればいいのか、などなど。

平易に書かれていますし、たくさんの手法を盛り込んでいるわけではありません。
創業時の決意を思い出して、本当に販売促進を実践しようとする経営者のための一冊です。

【参考図書】
本書で紹介しきれなかった部分について、何冊かの参考図書が挙げられています。

筆者のWebサイト 販促アイデア大百科

【その他コメント】
自分がリピーター、ファン客になっているお店を思い起こすと、本書の手法が正しい方法だと確信できますね。

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この記事へのコメント
1. Posted by more   2011年05月01日 08:32
すぐに読んで、書評まで書くなんて・・。

さすがだ!
2. Posted by ブッシー前大統領   2011年05月01日 12:42
早速のコメントをありがとうございます。
最近、忙しさにかまけて、インプット不足でしたので、楽しく読みました。
楽しく読むと、その勢いが出るものです。
3. Posted by ベンジャミンフランクリン哲学研究   2013年05月19日 20:28
私自信、個人経営をしておりますが、具体的な事例を交えながら書かれているため、とても参考になる内容でした。特に、冒頭の「ご意見らく書き帳」はとても参考になりました。
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